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第76期(2017年度)A級順位戦が降級3名の理由

2018年3月4日

将棋の第76期(2017年度)A級順位戦は降級者が3名。

通常は降級2名の順位戦が、第76期については例外的に3名となっている。

それは、前期・75期の、三浦弘行九段の扱いに関係する。

前期75期は降級1名だった

ご存じの通り、前期(2016年度)は、三浦弘行九段がスマホ使用疑惑によって途中から休場となった。

<三浦弘行九段の75期A級順位戦成績>

第1戦:vs広瀬八段●

第2戦:vs佐藤康九段●

第3戦:vs稲葉八段●

第4戦:vs渡辺竜王○

第5戦~第9戦:不戦

冤罪

原則通りなら、不戦=負けとなり、1勝8敗の成績として降級扱いになるところ、三浦九段の場合、休場となった原因が「冤罪(えんざい)」によるものとされたため、特別措置が講じられ、A級残留扱いになった。

結果、75期A級順位戦の降級は1名(3勝6敗の森内九段)のみとなった。

76期は降級3名

そういう理由から、76期A級順位戦は通常より1名多い11名が在籍。

これを調整するため、通常2名の降級が、76期は3名になった。

※B1からA級への昇級は、75期も76期も2名※

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