名人戦千日手規定・佐藤名人と豊島二冠の持ち時間計算方法
第77期(2019年)名人戦第1局は、1日目の4月10日(水)午後3時2分に千日手が成立。
「名人戦ルール」により、指し直し局は次のような条件で行われる。
名人戦ルール
名人戦七番勝負においては、1日目の午後3時を過ぎて千日手が成立した場合、次のようなルールになっている。
1)指し直し局は2日目に1日指しきりで行う。
2)封じ手までの時間を折半して双方の持ち時間を差し引く。
1)のルールはすぐに理解できるとして、2)のルールが、直感的には分からなかったりするわけだが…
佐藤名人と豊島二冠の持ち時間の計算
「封じ手までの時間を折半して」とは?
「封じ手までの時間を折半して」とは、
千日手成立時刻から封じ手が予定されていた時刻までの間の時間、「両対局者の消費時間が全く同じだったものとみなす」と同義。
今回の場合、千日手成立時刻は15:02。封じ手予定時刻は18:30。
この間の3時間28分の間(208分間)、佐藤名人も豊島二冠も1時間44分(104分)持ち時間を消費したものと仮定して、残りの持ち時間を割り出すということ。
なお、名人戦七番勝負の持ち時間は各9時間。
佐藤名人の持ち時間の計算式
9時間-3時間11分(1日目消費時間)-1時間44分=4時間5分
豊島二冠の持ち時間計算式
9時間-1時間17分(1日目消費時間)-1時間44分=5時間59分
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