羽生竜王vs豊島八段 第59期王位戦挑戦者決定戦ハイライト
2018年6月4日の第59期王位戦挑戦者決定戦・羽生善治竜王vs豊島将之八段の将棋のハイライト。
2日後の6月6日から始まる棋聖戦の前哨戦の意味もあった本局。勝ったのは…
<紅組>
<白組>
角換わりの将棋に
先手形勢:Apery26(互角) elmo28(互角)
昨今、トッププロの間で主流の角換わり。
この将棋も、両者納得の(?)戦型に。
豊島八段がリード
「先取点」を入れたのは豊島八段。
先手形勢:Apery-141(互角) elmo-518(豊島優勢)
飛車がフィールドを駆け回っている豊島八段がまずは先制。
豊島八段、チャンスを決めきれず
先手形勢:Apery-588(豊島優勢) elmo-514(豊島優勢)
ここまで、いい感じで試合を運んでいた豊島八段。
ここで△4五歩としたが、一本、△8六歩を決めておく手があった(Apery、elmoとも推奨)。
▲同歩なら、そこで△4五歩。
こうなれば、先手陣は8筋のガードが緩く、収拾困難だったということのようだ。
豊島八段にミス?
先手形勢:Apery-77(互角) elmo-123(互角)
先手も飛車を活用し、次に6筋から大きく動こうかという場面。
ここで豊島八段は△7四飛としたが、将棋ソフト的には「疑問手」。
△7二飛とし、▲6四飛なら△7六歩と打ち合った方が分かりやすかったようだ(Apery)。
本譜△7四飛に▲6六桂が入り、先手に勢いが出てきた。
先手形勢:Apery58(互角) elmo251(羽生指しやすい)
羽生竜王、判断ミス?
先手形勢:Apery158(羽生指しやすい) elmo303(羽生有利)
今、8六の銀に当てつつ6六角を防いで、後手・豊島八段が△7四桂と打ったところ。
ここで羽生竜王は▲7五銀としたが、Apery、elmoとも▲4四角ノリだった。
本譜、▲7五銀以下、92手まで進む。
先手形勢:Apery-126(互角) elmo-120(互角)
ここで羽生竜王は▲同金としたが、これを将棋ソフトは「悪手」判定。
ここは、ダサいかもしれないが、▲7九金だったとのこと(Apery、elmoとも)。
どうやら、勝負のポイントはここあたりのようで、本譜は急激に後手・豊島八段の勝ちの流れとなった。
先手形勢:Apery-1278(豊島優勢) elmo-1392(豊島優勢)
豊島八段が挑戦権
まで126手で豊島八段の勝ち。
先手形勢:Apery-Mate:13(豊島勝利確定的) elmo-Mate:13(豊島勝利確定的)
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